OnlyFansの収益は米ドル建てで、海外から日本の口座へ送られます。この「海外送金」という言葉に漠然とした不安を持つ方は多いですが、仕組みそのものは確立していて、多くのクリエイターが毎月問題なく受け取っています。とはいえ、知っておくと安心できる落とし穴もいくつかあります。順番に見ていきましょう。
「日本の銀行は全部拒否する」は本当か
ネット上には「三井住友・三菱UFJ・みずほ・ゆうちょ…など主要銀行がOnlyFansからの入金を軒並み拒否している」という記述が数多く見られます。しかし、この手のリストの出典をたどると、そのほとんどが「だからPaxumなどの送金代行を使いましょう」という結論へ誘導する、送金代行サービスから利益を得る立場の記事です。中立な情報として受け取る前に、誰が何のために書いているかを一度確認する価値があります。
実際、そうした「拒否される銀行リスト」には、2015年に日本の個人向け業務から撤退したシティバンクや、2006年に名前が消えた「東京三菱銀行」が“現在も使える銀行”として混ざっているものもあります。これは、古い記事の中身がそのままコピーされ続けている何よりの証拠です。
一方で、OnlyFansの出金設定画面には日本向けの銀行登録フォームが用意されていて、口座種別(普通・当座・貯蓄)まで選べるようになっています。つまりプラットフォーム側は、日本を受け取り先として想定しているということです。「日本は非対応」という前提の話は、まずここで疑ってかかっていいでしょう。
この記事では、特定の銀行を「使える/使えない」と断定するリストは載せません。同じ銀行でも、送金の経路や資金の説明の仕方によって結果が変わることがあり、「この銀行なら確実」と言い切れる性質のものではないからです。“着金する銀行名”を有料で売っている業者がいるのも、裏を返せば「本人が試すまで確定しない」情報だからです。
実際の受け取り方と、手数料の話
受け取り方法は、大きく「銀行への直接振込」と「Paxum等のオンラインウォレット経由」に分かれます。日本の銀行では、住信SBIネット銀行や楽天銀行のように、海外からの入金(専門用語で「被仕向送金」といいます)を受け取るサービスを現に提供している銀行があります。「海外から日本の口座に入金する経路そのものが存在しない」わけではありません。
通貨は米ドル建てで、日本円への両替は受け取り側の銀行やウォレットが行います。ですから為替レートの差や両替手数料は発生しますが、これはOnlyFansが取っている手数料ではなく、送金・両替の実費です。ここは混同されがちなポイントです。
手数料そのものについて。OnlyFansの取り分は一律20%(あなたの取り分は80%)です。これはSNSのまとめ記事の受け売りではなく、運営会社が公的機関に提出している監査済みの財務諸表から裏付けが取れる、数少ない“確定した数字”です。「20%のほかに何か隠れた手数料があるのでは」という不安はよく聞きますが、追加で差し引かれるのは送金手数料と受け取り銀行の両替スプレッドであって、OnlyFans側の隠れた手数料ではありません。
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始め方を見てみる →入金がうまくいかない時、原因は3つに分けられる
「登録したのに入金されない」というトラブルは実際に起こり得ますが、原因は大きく3つに分けられます。ここを切り分けられると、次に何をすべきかが見えてきます。
- ① 受け取り銀行側の判断:銀行は独自のマネーロンダリング対策の内規に基づいて、海外からの入金を審査することがあります。これは「OnlyFansだから」というより、資金の出どころや性質をどう説明できるかによる、銀行ごとの商業的な判断です。
- ② 送金レールの不整合:OnlyFans側の決済業者が、日本向けの送金を実在しない種別(いわゆる“LOCAL ACH”)で組んでしまう事例が報告されています。日本にACHという仕組みは存在しないため、受け取り銀行に届く前の段階で失敗します。この場合、銀行を変えても解決しません。
- ③ OnlyFans側の設定エラー:口座登録自体は通るのに、出金申請の段階でエラーになるケース。これはサポートに問い合わせたところ、技術側で修正されて復旧したという実例があります。
実務的な一手として。もし入金が差し戻されたら、送金明細(送金証明書)の「Type」欄を確認してみてください。そこがSWIFTではなく“LOCAL ACH”になっていたら、それは②の原因です。銀行を変えたりウォレットを買い足したりする前に、まずOnlyFansのサポートに送金種別の是正を求めるのが、筋の良い対処です。日本語の情報で、ここまで切り分けて書かれているものはほとんど見当たりません。
OnlyFansの登録・アカウント作成は無料です。気になったら、まずは登録だけ済ませておくのもおすすめです。
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始める前に知っておきたい税金の話
受け取り方と同じくらい大事なのが税金です。ここには、知らないと後で困る誤解がいくつかあります。
- 「出金しなければ課税されない」は誤り:日本の所得税は、実際にお金を引き出したかどうかではなく、収益が確定した時点で課税されます(権利確定主義)。OnlyFansの残高に置いたまま年を越しても、その年の所得として扱われます。「引き出さなければセーフ」と考えていると、後で困ることになります。
- 「海外からの入金だから把握されない」も誤り:100万円を超える海外からの入金は、銀行から税務署へ「国外送金等調書」という形で報告されます。氏名・金額・送金の相手国まで記載されるので、「バレない」という前提は危険です。むしろ先に知っておくことで、漠然とした不安が具体的な手続きに変わります。
- いわゆる「20万円ルール」の正しい理解:よく言われる「年間20万円まで申告不要」は、「収入」ではなく「所得(収入から経費を引いた額)」の話で、しかも会社で年末調整を受けている給与所得者に限った特例です。専業の場合はこの特例は使えませんし、住民税には同様の特例がないため、利益が出ていれば申告が必要になります。
税金の扱いは、専業か副業か、活動の規模などによって変わります。金額が大きくなってきたら、早めに税理士など専門家に相談するのが安全です。ここでは「始める前に知っておくと詰まずに済むこと」に絞って触れました。
この記事の情報源と、他の記事の見分け方
最後に、この分野の情報の“読み方”について。OnlyFansのお金まわりは、古い情報や、特定のサービスへ誘導したい立場の情報が非常に多く出回っています。見分ける簡単な目安をひとつ。
「ePayService(ePayments)」という受け取り手段を今も現役として勧めている記事は、情報が数年古いと考えていいです。この事業者はすでに規制当局からライセンスを取り消され、清算手続きに入っています。それを“最新ガイド”に載せ続けている記事は、他の情報も更新されていない可能性が高い、という判断材料になります。
最低出金額のような具体的な数字も、記事によって$10・$20・$50・$100とバラバラで、そもそも公式は金額を公開していません(正確な額はアカウント内の出金画面で確認できます)。断定的な数字表を鵜呑みにせず、「$20前後が目安」くらいに捉えておくのが安全です。この記事でも、公式が公開している情報と、第三者の実例・報告は分けて書くようにしています。お金の話は、誰が何のために書いているかを一歩引いて見る癖をつけると、失敗が減ります。
これから登録する方はOnlyFansの始め方【完全ガイド】、MyFansとの違いが気になる方はOnlyFansとMyFansの違いを徹底比較もあわせてご覧ください。

